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呪われし家に咲く一輪の花/I AM THE PRETTY THING THAT LIVES IN THE HOUSE

物語はある夏、28歳の看護師リリー・セイラーが、マサチューセッツ州郊外の森に囲まれた古めかしい一軒家にやってくるところから始まる。その屋敷の主はアイリス・ブラムという女流怪奇作家で、年老いて死期迫る彼女はすでに正気を失っており、言葉を発しなくなっている。リリーの役目は、この家に住み込んでアイリスの身のまわりの世話をすること。しかし、夜な夜などこからともなく不気味な物音が聞こえてくるこの家には血生臭い過去があった……。
主人公のリリーは大変臆病な女性であり、それゆえに家の中をうろつく“何か”の気配が気になってしょうがない。それにアイリスが自分のことを、なぜか繰り返し「ポリー」と呼ぶ理由も知りたい。どうやらそれらの“真実”は、かつてアイリスが発表した怪奇小説「壁の中の淑女」に隠されているようだ。こうしてリリーがおそるおそる「壁の中の淑女」を読み始めるとともに、家にまつわる忌まわしい歴史がフラッシュバックされていく。現在のリリー、若き日のアイリス、そして19世紀に非業の死を遂げた花嫁ポリー・パーソンズ。3つの時代を生きる3人の女性のイメージを錯綜させた映像世界は、緩やかに異なる時空を行き来し、生者と死者の垣根さえも超越していく。
『死霊館』のように派手な幽霊屋敷映画を期待した視聴者は、あまりにものんびりとしたストーリー展開やもったいぶった長回しにイライラするかもしれないが、作り手はそうした批判に耳を貸さないだろう。なぜならこれは前述の通り、他人を恨んで暴れるつもりなどまったくない幽霊が、なぜこの家にとどまり、さまよい続けているのかを探求したアート映画だからだ。いつしか人は幽霊となり、幽霊もまた家とともに朽ち果てていくというそのテーマは、仏教における「この世のすべてははかない」という諸行無常の摂理すら連想させる。
監督:オズ・パーキンス
出演:ルース・ウィルソン、ボブ・バラバン、ルーシー・ボーイントン、ポーラ・プレンティス、ブラッド・ミルン、エリン・ボイズ
脚本:オズ・パーキンス
製作:ロブ・パリス、ロバート・メンジーズ
原題:I AM THE PRETTY THING THAT LIVES IN THE HOUSE
製作年:2016年
製作国:アメリカ、カナダ
時間:89分
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